モノづくりのカギとなる重要なポジション、生産部に配属されている河村さん。利益率向上を追求し、女性管理職として会社を鼓舞する日々を送っています。
当初は貿易業務に悪戦苦闘
生産管理は、商品を効率良く生産し、そのプロセスにおいてより多くの利益を生み出すための仕組み作りを担う仕事です。営業側から出た発注書をもとに工場を決め、生地をはじめボタンやファスナーといった付属品の出荷日を確認。クオリティーや生産体制にも気を配り、納期までのスムーズな進行を管理していきます。中国にも自社工場があるため、その輸出入に携わる貿易業務も大事な仕事のひとつ。生産管理に配属されて私が一番はじめに苦戦したのが貿易業務で、マニュアルどおりにいかないことも多いんです。やりはじめた頃は工場の方や、通関業者に直接聞いたりして、実践の中で学んでいきました。
“安定した生産背景”を維持する
どこの会社でも同じだと思いますが、コスト管理は大切なミッションです。私も、工場と工賃の交渉をしながら効率化を探り、営業が算出した原価より少しでもコストダウンできたときはうれしいですね。また、営業と密にコミュニケーションを取ることで発注をコントロールするなど、自分なりのやり方で利益率の向上を常に心掛けています。営業職だと目に見える数字でやりがいを感じられると思いますが、生産管理は納期どおりにいいものをあげて当たり前。ですから、どれだけたくさん営業が仕事を受注してきても、その当たり前のことができるように、“安定した生産背景” を構築し続けるのが私のもっとも大きな目標になっています。