新入社員として「今は、たくさん服に触って仕事を覚えることが一番」という浅井さん。研修に励むかたわら、先輩社員と一緒に新規顧客獲得にも奮闘しています。
研修と同行営業で知識を蓄える
新入社員研修の期間は半年~1年。その間、なるべく服にたくさん触れて仕事を覚えます。ですから、私は営業部所属ですが物流倉庫に居ることも多いですね。倉庫には毎日、工場から大量に商品が入荷されるので、検品に回す前にざっと商品の状態をチェックするいわゆる“駆け込み”や、出荷準備を手伝います。それらの業務を通して「外観にこういうキズが付くのだな」「縫製不良はこういうものか」などといった善し悪しの情報を蓄積していくんです。いっぽう、上司との同行営業で出張に行かせてもらうことも。実際の商談を見せてもらいながら学べる絶好の機会ですし、お客様にも早く顔を覚えてもらうよう努力しています。
入社の決め手になったのは「人」
幼稚園の頃からずっとサッカーを続けプロを目指していたのですが、高校3年生の最後の試合のときにアクシデントに見舞われ引退を余儀なくされました。正直、今後の人生をどうしていいかわからず、とにかく何か打ち込めるものをと思って始めたのが、アパレルショップでのバイト。それからファッションや服にのめり込み、とりわけテーラードジャケットやスーツが好きだったのでキンググロリーに興味を持ちました。でも直接入社の決め手になったのは、人です。面接していただいた方から「絶対うちに来たほうがいいよ」と力強いお誘いを受け、感動してその気になった。ここならすばらしい先輩方のもと、自分らしく仕事ができるだろうと直感したんです。

自分らしく、目標を立てる毎日
今はまだ、同行営業の席に付いても自分から話せることは限られています。ですが、今まで商談を見ているだけで会話が“0”だったのが、次は“1”話せるようになろう、そして次は“2”に増やしてみようと、自分なりに目標を立てているんです。また、どうしたら着心地の良い服になるかを考えて提案用の生地をレイアウトしたパターン作成も勉強中。「まったくセンスがない!」と上司から突っ返されたこともありますが(笑)。自分で選んだ素材で商品を売り込めるようになったらうれしいでしょうね。会社全体としては新規顧客獲得にも力を入れているので、より多くの見込み客にアプローチして早く自分のお客様を増やしていくのが目標です。